1)モルタル壁について

モルタル壁 画像 フリー に対する画像結果
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セメントと砂を混ぜたものがモルタルで、それをラス(網状金属)に塗り外壁にしたのがモルタル壁です。サイディングボードが出てくるまでは、日本のほとんどがモルタル壁の家でした。

サイディングは工場である程度完成した物を家に持ち込んで貼り付けるのに対し、モルタルは左官職人がその場で塗る事で完成させます(左官仕上げなどという)。手作業による作業で塗っていくものなので、暖かみのあるデザインや、自由度の高いデザインが可能です。また、吹きつけ塗装によるリシン仕上げやスタッコ仕上げなどの模様仕上げ方法もできます。

しかし、時間が経ち、家の形が変わるなどすると、ヘアークラックと呼ばれるひび割れが出来やすいという事や、それにより水が入り込みやすいという事、左官職人の手作業によるものなので手間とお金がかかるというデメリットもあります。

新築時に塗り上げたモルタル壁は10〜15年ほどたつと外壁の表面の塗膜がはがれ、防水効果などが切れてしまうなどの劣化現象が起こるので、そのタイミングで塗替えを行います。触ってみて手に粉がつく、ひびが入る、ふくれる、はがれるなどの劣化症状があれば塗装を考えましょう。

2)サイディング壁について

モルタル壁が主流だった日本に昭和40年代から新しい外壁として誕生したのがサイディングボード(単にサイディングといったり、サイディング基材といったりします)です。

工場で成型し、建築現地に運び込み、縦横に並べて貼り付け、間の目地にはシーリング材(コーキング材、コーキング剤とも)を充填することで、中に水やゴミが入らないようにして施工します。モルタルと違い、このシーリング部分の劣化やひび割れにも気を配る必要があります。

もしコーキング部にひび割れが生じており、それを補修しないまま高圧洗浄を行うと、家の内部にまで入ることはありませんが、外壁の内部構造には水が浸入します(防水シートがあるので大丈夫ですが、水が入ることで劣化します)。

コーキング材の補修、バックアップ材と呼ばれる絶縁材の取り替えなど適切な順序、適切な補修方法で下地処理を行い、適切な乾燥時間で塗装をする必要があるのです。

サイディングは塗装を行うだけではなく、補修等も必要な場合があります。外壁塗装駆け込み寺にはサイディング補修から塗り替え、張り替えまでを請け負う優良業者が加盟していますので、失敗しない適切な工事をする事が可能です。無料でご案内しておりますので、是非お問い合わせください。

サイディングボードはその原材料によって様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

モルタルとサイディングの違い

日本の家のほとんどがモルタルかサイディングのどちらかです。昔はモルタルが主流だったのですが、今現在はサイディングの方が主流です。理由は、サイディングの方が手間がないからです。モルタルは左官職人が塗料を現場で混ぜ合わせ、ムラにならないように手塗りで塗っていかなくてはならないのに対し、サイディングは工場で塗装などの加工をして完成したものを現場に運び込んではめていくだけで良いのです。左官職人不足や、住宅ブームなどによりサイディングが主流となりました。

工法による言い方の違いとして、モルタルが湿式工法で、サイディングボードが乾式工法と説明する場合もあります。モルタルは水やシンナーなど液体に混ぜて壁に塗っていくものであるのに対し、サイディングはすでに乾いた物を家の周りに貼っていくというところから来ている言葉です。

主なモルタルとサイディングのメリット、デメリットは以下の通りです。

サイディングモルタル
窯業系サイディングボードモルタルの壁
メリット塗りでは表現できない模様を選べる様々な種類の柄から選ぶ事が出来る複数色ある柄もある軽いものもあり家への負担が少ない導入するのが安価で品質が安定している昔ながらの模様などが表現できる部分的な補修が しやすい目地(つなぎ目)がない
デメリットメンテナンス費用が高めコーキング部などボード以外の部分も補修対象意匠性が高いと塗料が限定される古くなったらサイディングごと替えるので費用増反る、割れるなどの不具合が出やすい重いので家への負担が大きいヘアークラック(ヒビ)が出来やすい凝ったデザインにすると高い遠目に見るとデザインが分からない施工者が下手だと塗りムラが出来る

サイディング、モルタルそれぞれにメリット、デメリットがありますが、基本的には好みで選べばよいと思います。防水性能や断熱性能の違いを指摘する方もいますが、それはピンキリで使うものによるので、気にしなくて良いかと思います。

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